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主日礼拝宣教要旨

2014年11月2日「主の御手に感謝する」(斎藤信一郎牧師)

「主の御手に感謝する」2014年11月2日 礼拝説教

「主の御手に感謝する」ヨハネによる福音書13章3~10節

ヨハネによる福音書13章34節 「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

今回は主イエスが十字架にかかられる前に主の晩餐の席で示された弟子の足を一人一人洗う場面で教えられた新約聖書特有の「新しい」掟・戒め・福音を通してどんなことにも感謝する秘訣を共に学びましょう。聖書ではペトロの番になった時、彼は主イエスに足を洗っていただくことを拒否したことが語られています。恩師に当時奴隷がしていたことをさせるわけにはいかず、自分の汚い足を洗って欲しくないとの思いもあったことでしょう。しかし、主イエスの返事は驚くべきものでした。今は分からないかもしれないが、後でこの意味が理解できるようになること。そして、これを拒否すれば今後は主イエスとの関係がなくなるとペトロは言われてあわてます。それはどういう意味だったのでしょうか。それは、新約聖書時代になってようやく実現した主イエスとそれに続く聖霊の関わりによって私たち一人一人が直接的に神の愛と赦しの福音を体験することができるというものです。弟子たちは主イエスが弟子たちにことごとく裏切られることを承知の上で彼らの足を洗って下さったことを後で知ります。また、神と人、人と人との断絶した関係を修復するために主が十字架にかかられた事実を知り、互いに足を洗い合うこと(お互いの汚い部分を赦し受け入れ合うこと)は主イエスの愛と赦しを身を持って体験した弟子たちに期待される感謝の応答の仕方であることを知らされます。主イエスは「私があなたがたにしたように」と言われます。主イエスの御手は私たちの罪のために十字架に釘付けにされました。そして主の御手は今日も私たちの汚い足を洗って下さろうとしています。互いに主の御手に感謝する者とされていきましょう。

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