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主日礼拝宣教要旨

2014年10月26日「祈りを委ねる」(斎藤信一郎牧師)

「祈りを委ねる」2014年10月26日 礼拝説教

今月は「絶えず祈りなさい」というテーマで御言葉に聞いて参りました。最後のテーマは主に祈りを委ねるということについてです。私はかつて保険会社に勤めていた時に疲労の末に「イエス(聖霊)さま、私は疲れ過ぎていてまともに祈れません。どうか私のために祈って下さい。」という極限の祈りをしたことがあります。いつもこのように祈ることは神の御心に反するでしょうが、このように祈ることが赦される根拠がないわけではありません。今回の聖書箇所で強調されているのは、主イエス・キリストが遣わして下さる聖霊により、私たちは強力なサポートを受けながら祈ることができるとの約束です。聖霊はどう祈っていいかもよくわからない私たちを助けて下さるばかりか、「切なるうめき」とあるように全身全霊を注いで私たちの足りないところを補いながら共に執り成し祈って下さるのです。また父なる神が私たちに求めておられる祈りとは、聖霊の導きを祈り求めることそのものだとルカ福音書11章13節で主イエスは弟子たちに強調されました。聖霊の助けを求め、聖霊の執り成しに信頼し、委ねて祈ることこそ、私たちの信仰生活を前進させていくカギだと示されます。かつて鈴木キク姉という90歳を超える信徒がおりましたが、その姉妹は寝たきりとなり、物忘れがどんなに進んでも、毎回忘れずに家族が全員救われていることを感謝して祈っておられました。もちろん実際には家族全員がクリスチャンになっていたわけではありませんが、姉妹が主に信頼し、祈りを主に委ねる中でそれが彼女の中で確信となり、不動の祈りになって行ったことに感動します。私たちの絶えざる祈りもこのように練り清められていきたいものです。

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