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主日礼拝宣教要旨

「世代を超える信仰」 朴 思郁 牧師

2026年7月5日(日)礼拝宣教要旨
聖書箇所:詩編78編5-8節

「子らが生まれ、後の世代が興るとき、彼らもそれを知り、その子らに語り継がなければならない」

詩編78編6節

 七月の主題は「世代を超える信仰」です。先週の「十二の石」に続き、今朝の詩編78編も、世代から世代へと信仰を語り継ぐ主題を歌います。今朝は、三つのことを心に留めましょう。

 まず、信仰は「受け継ぎ、語り継ぐ」ものです。「それを子孫に示すように、わたしたちの先祖に命じられた。子らが生まれ……その子らに語り継がなければならない」(78:5-6)。信仰は自分ひとりで無から生み出すものではなく、誰かが語り継いでくれたものを受け取り、また次の世代へと手渡すものです。受け取り、そして語り継ぐ。この二つがそろってはじめて、信仰は「生きた呼びかけ」として、世代を超えて流れ続けます。私たちは皆、この長い信仰の連なりの、大切な一つの環なのです。

 次に、語り継ぐことの目的は、子らが「神に信頼をおく」ためです(78:7)。それは単なる知識の伝達ではなく、子ら自身が生きた神との信頼の関係に入ることです。今週の聖書教育に登場するハンナは、確執の絶えない「ドロドロの家庭」の中で、主の御前に心を注ぎ出して祈りました。神はその家庭を、預言者サムエルを世に送り出す苗床とされます。母の注ぎ出した祈りは、やがて幼子サムエルが自ら「主よ、お話しください」(サムエル記上3章、次週)と応える信頼へと、実を結んでいきました。

 最後に、この信仰の連鎖を支えるのは、私たちの力ではなく、神ご自身です。8節は「頑な反抗の世代とならないように」と警告します。信仰の連鎖は自動的には続かず、次の世代で途絶えることもあります。けれども今週の聖書教育は、濁ってドロドロになった水にミョウバンと重曹を入れると、澄んだ水が現れる実験を紹介します。神はドロドロの中から、きれいなものを生み出されるお方です。今週の主題「引き出される祈り」の通り、神ご自身が私たちの内から祈りを引き出し、次の世代の信仰をも引き出してくださいます。だから私たちは、絶望することなく、神に望みを置いて、語り継ぐ者であり続けられるのです。

 先祖から私たちへ、私たちから子らへ、子らからその子らへ――。今朝、私たちは、長い信仰の連なりの確かな一つの環として、主が導いてくださった記憶の前に立っています。この記憶を次の世代へと語り継ぐ者として、「共に仕え、共に育つ」群れとして、新しい一週間を歩んでまいりましょう。

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