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主日礼拝宣教要旨

「希望の種を蒔く人」 朴 思郁 牧師

2026年1月25日(日) 主日礼拝 宣教要旨
聖書箇所:マルコによる福音書4章1-9節

「聞く耳のある者は聞きなさい。」

マルコによる福音書4:9

 マルコによる福音書4章1〜9節は、イエス様がガリラヤ湖のほとりで群衆に語られた「種を蒔く人」のたとえを記しています。イエス様はたとえを用いて神の国の真理を教えられました。私たち人間は神の国を見たことがなく、その真理を直接理解することが難しいからです。このたとえを通してイエス様は、希望の種を蒔き続ける神様の愛と、私たちへの招きを示されました。
 第一に、聖書は「種を蒔く人の姿」を示しています。当時のパレスチナでは、種をあたり一面にところかまわず撒き散らす農法が行われていました。道端にも石地にも茨の中にも種が落ちてしまいます。しかしイエス様が描く種を蒔く人は、そのような「無駄」を承知の上で蒔き続けます。このたとえで種を蒔く人はイエス様ご自身、種は神の言葉、土地は私たち人間を表しています。イエス様は神の言葉が人の中で実を結びにくいことを知りつつ、すべての人に惜しみなく希望の種を蒔き続けておられるのです。
 第二に、聖書は「四つの土地と私たち」について教えています。道端に落ちた種は鳥に食べられ、石地の種は根がなく枯れ、茨の中の種は覆いふさがれて実を結びませんでした。私たちも御言葉を聞き流したり、困難につまずいたり、この世の思い煩いに心を奪われることがあります。しかしイエス様は土地を選びません。たとえ私たちがどのような状態であっても、イエス様は希望を捨てずに種を蒔き続けてくださるのです。
 第三に、聖書は「三十倍、六十倍、百倍の実り」という驚くべき希望を語っています。当時の農業では豊作でも十倍程度でした。イエス様が語られた収穫は、想像を超える神の国の祝福を表しています。今、世界に平和はなく、社会は不安定で、人の心はすさんでいます。しかし現実がどうであれ、イエス様は私たちが良い土地であることを期待しつつ、このほの暗い世界に希望の種を蒔き続けておられます。イエス様の胸中には、豊かな実りの風景が広がっているのです。
 イエス様は「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われました。これは心を開いて御言葉を受け入れ、実践していくことです。私たちも聞く耳を持ち、良い土地となり、そして自らも希望の種を蒔く人となりたいと願います。花の種を蒔けば、やがて花畑になっていくように、私たちの小さな信仰の歩みが神の国において豊かな実りをもたらすことを信じましょう。この一週間、出会う一人ひとりに神様の愛と希望を届けていく者でありたいと願います。

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