この曲は1818年にヨセフ・ムーア作詞、フランツ・グルーバーによって作曲されました。日本で最も親しまれている賛美歌のひとつでしょう。
母マリアと父ヨセフは長い旅の途中、日が暮れて宿を借りようとしますが、他の多くの旅人のために泊まれる宿がありません。努力の末、やっと借りることのできた場所は家畜小屋でした。
その夜にイエス・キリストは生まれます。そこには父ヨセフと母マリア、そして動物たちが見守っています。静かな静かな夜。救いの御子は母に抱かれてすやすやと眠っている、聖なる夜の奇跡を私たちはこの曲を聴き、歌うことで思い起こすことができます。
年に一度のこのクリスマスまでのひと時、御子イエス・キリストのご降誕を祈りをもって待ち望み、感謝とともにお祝いしたいと思います。
演奏・文章
山㟢美奈 教会音楽スタッフ