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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「永遠の希望に励まされ」朴 思郁 協力牧師

2023年9月17日 召天者記念礼拝 宣教要旨
聖書箇所:ヨハネによる福音書 14章1-3節

「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんある。」

ヨハネによる福音書14章1節


 本日は2023年度の召天者記念礼拝をご家族の方々と共に執り行います。この特別な時間を通じて、私たちが主の御もとに召された方々を心から偲び、神の慰めと励ましを豊かに感じることを心から願い申し上げます。
 社会や文化の理解において、死後の世界観は重要な要素となります。これは特に葬儀の儀式や「冥福を祈る」という言葉に表れています。この表現は故人への敬意を示し、死後の世界観を明示する役割を果たします。仏教における教えでは、死後の世界が「六道」に分かれ、故人の行いが再生や審判を受けると説かれております。この背景には家族が故人が善行や良き道へ導かれることを祈り、供養を行うという宗教的要素が含まれています。 
 キリスト教の視点から見ると、天国観は多元的であり、聖書においても物理的な楽園や霊的な次元として描かれます。異なる教派や個人の解釈によって天国のイメージが異なり、神との親密な関係や永遠の交わりを示唆する象徴的な言葉として理解されます。
 今日の礼拝で説かれる聖書のメッセージは、主イエスが十字架刑の前夜に弟子たちに告げた言葉を中心に据えています。その時、主イエスは弟子たちが間もなく直面する困難と試練を予見しており、その不安や恐れを分かち合っていました。イエスは弟子たちを安心させ、永遠の希望を示すために、「心を騒がせるな。神を信じなさい。そしてわたしをも信じなさい」と語りました。さらに、「わたしの父の家には住む所がたくさんあります」と述べ、死後には神の家で永遠の命と神の臨在を享受できることを示しました。
 これは詩篇23篇の「主の家にわたしは帰り、生涯そこにとどまるであろう」という言葉と深く関連しており、物理的な場所を超えた神との永遠の関係を示しています。イエスはさらに「あなたがたのために場所を用意しに行き、戻ってきて迎える」と約束しました。これは十字架による贖いの業を表し、神が私たちを愛し、受け入れ、永遠の命を約束していることを強調しています。
 この召天者記念礼拝を通じて、私たちは最愛の故人たちが神の愛と平和の中で存在し続けることを深く思い起こし、偲びます。この礼拝を通じて、私たちは永遠の希望に励まされ、愛する人々とのつながりを強化し、その記憶を永遠に感謝し続けることができればと心より願っています。

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