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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「イエスを仰ぎ見つつ」 朴 思郁 協力牧師

2023年5月21日(日) 礼拝宣教要旨
聖書箇所:ヘブライ人への手紙 12章1-3節

 

「こういうわけで、わたしたちもまた、このようにおびただしい証人の群れに囲まれている以上、すべての重荷や絡みつく罪をかなぐり捨てて、自分に定められている競走を忍耐強く走り抜こうではありませんか、信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。」

ヘブライ人への手紙12章1-2a節


 イエスの昇天記念日は、キリスト教の重要な祭日の一つとして、主イエスが公生涯を終えられ、天に昇られた日を祝います。言い換えれば、イエスの昇天はキリスト教の信仰の中核であり、イエスの受肉、受難とともに私たちの人間に救いと希望をもたらす最も重要な出来事なのです。イエスは神の子でありながら人間としての身分を受け入れ、十字架における従順と犠牲を成し遂げました。そして主イエスは復活と昇天を通して、神によって高く評価されました。私たちは救いの御業の頂点であるイエスの昇天によって、私たちに与えられた救いと永遠の命を確信することができるのです。果たしてイエスの昇天は、今日における私たち信仰者に何を示しているのでしょうか。

 まず、主イエスの昇天は、私たちの信仰の根拠と希望の源であり、主イエスこそキリスト教の信仰の創始者と完成者であることを示しています。それゆえ私たちは自分の罪を認め、イエスが贖いを成し遂げたことを受け入れることで、すべての重荷や罪を捨てることが求められます。また、イエスの昇天は、私たちに生き方の模範を示し、自己犠牲的な愛と従順さを示しています。私たちもイエスのように神のみ旨に従い、他者のために尽くすことによって神の栄光を現実のものとすることができます。さらに、イエスの昇天は私たちに使命を思い起こさせ、困難や試練に忍耐強く立ち向かうように促します。私たちはイエスの昇天によって受け継いだ使命を果たすために力を尽くし、神の御旨を実現するために歩み続けなければなりません。そのために、私たちは私たちの信仰の創始者であり完成者である主イエスに目を向け、主イエスの愛と恵みを分かち合いながら、信仰を実践していくことが求められます。

 今年度の教会の標語は「さあ行こう、イエスを見つめながら」であります。それが示しているのは、私たちの現状や環境が困難であっても、主イエスが共におられることを忘れてはならないということです。嵐と大波に苛まれている舟の中の弟子たちが、主イエスが伴ってくださるにも関わらず、恐怖に取り憑かれたように、私たちも周りの状況に振り回されず、主イエスを見つめながら、信頼していくことが重要なのです。イエスの昇天記念日にあたり、私たちそれぞれが信仰の姿勢を改めて見つめ直し、喜びと感謝に満ちた信仰の旅路を共に歩み続けたいと心から願います。

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