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主日礼拝宣教要旨

2022年11月27日(日) 在宅主日 世界伝道を覚える礼拝 宣教要旨 「一歩ずつ、共に」ヨハネによる福音書15章16節

「あなたがたが私を選んだのではない。私があなたがたを選んだ。あなたがたが行って実を結び、その実が残るようにと、また、私の名によって願うなら、父が何でも与えてくださるようにと、私があなたがたを任命したのである。」

ヨハネによる福音書15章16節

   

エイカーズ 愛 牧師(小樽バプテスト教会)

 今日から世界バプテスト祈祷週間が始まりました。神さまは、とっても大きく働かれ、 また、同時にとってもきめ細かく、微に入り細に入り働いていてくださるお方なのだ。と いうことを、世界宣教を考える時に思わされています。1947年から1954年までの間に実に 100名の宣教師が大きな船でアメリカから日本へと派遣されました。当時の日本バプテス ト連盟のテーマは全日本にキリストの光を。というものでした。持っている者が、持って いない者に福音を伝える。という理解でした。けれども、この数十年で、宣教理解や、伝 道理解が少しずつ変わってきたと思います。福音は、持っている人が持っていない人に上 から下に渡すものではなく、共にキリストの福音に、わたしたちは同じ立場で受け取り分 かち合うのだ、と。  
 ヨハネによる福音書15章16節。「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあ なたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任 命したのである」。わたしたちは、どこか、自分でイエスさまを見つけて、選びとってき た。と思っているかもしれません。けれども今日の聖書の言葉が、語りかけていることは、神さまが、わたしたち一人ひとりを選んでくださった。ということです。神さまが、わたし「たち」を、共に選んでくださっています。  
 神さまが、わたしたちに聖書を通して教えてくださっているのは、聖書の登場人物たちが、いつもいつもは仲良くは出来ず、どうしようもない程の失敗や混乱、時には喧嘩もし ながらも、なお、神さまによって「共に歩め」と召し出され、また整えられて一歩一歩進 んだように、今を生かされているわたしたちもなお、同じ神さまを礼拝する民として、共 に一歩一歩あゆむ者となりたいと思います。  
 わたしたちもまた、神さまがわたしたちを良い働きをするために、そして世の光として 共に選び出してくださいましたから、神さまのお手伝いを、神さまのお働きの一部を、共にお助けさせていただける時には、喜んで担い、捧げてゆく者となりたいと思います。

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