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主日礼拝宣教要旨

2022年10月30日(日)主日礼拝宣教要旨「なんでも祈って良い」 ヨハネによる福音書14章14節

「わたしの名によってわたしに何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう。」

ヨハネによる福音書14章14節

西川口キリスト教会 戸井田 敦子

  2017 年の3月に、小林洋一先生の「第 2 回信徒のための旧約学セミナー・詩編の ABC」に参加し、そこ で特に、詩編12、44、58、83、94、109、137、139編、「暴力の詩編」と呼ばれている、暴 力や報復の叫びを神にぶつけるイスラエルの民の姿を通じて、「祈り」について多くのことを学びました。
 詩編の嘆願、感謝、賛美などの祈り、原文では命令形で書かれているほど、神との距離が近いそうなので す。言うなれば、「祝福してください」というよりも、「祝福しろー!」と迫るような迫力です。そして一見、 キリスト教的でないこれらの暴力や報復の詩編から、すべての祈りは許されており、苦難と不条理の中にあっ て祈ることは、生きることを諦めないことを意味し、怖れや攻撃性を抑圧せず神の前に告白して、それを神の 手に委ねているのだということを学びました。また、イスラエルの民が神に迫るように祈る根拠として、①シ ナイ契約②神の自己啓示、が挙げられました。
 イエス様は神の自己啓示、つまり神はこのような者である、ということをこの地上に目に見える形、人間と して現わされた存在です。そしてイエスは私たちと「新しい契約」を結ばれました。イスラエルの民だけでな く、全世界の人たちを祝福するという契約です。この契約に従って、私たちは何を祈っても良いのであり、そ して、必ず願いはかなえられるのです。私たち自身が理解できなくとも、望んだ形でなくとも、そこには必ず 主のご計画、主の正義があり、主の憐れみの中で私たちは祝福されているのです。
 生きるのは、容易いことではありません。けれども私たちには「祈り」があります。「祈り」を通じて私たち は、神様と語り、共に生きることが出来るのです。最後に、小林先生の言葉をひとつご紹介します。「しぶと く、神と共に生きる」 この大変な時代に、祈りを携え「しぶとく、神と共に生きる」ことができるように、 そして神様の祝福が豊かにありますようにと祈ります。


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