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主日礼拝宣教要旨

2022年7月31日(日) 主日礼拝 宣教要旨「主なる神はこう言われる」エゼキエル書 1章28節-2章4節

「恥知らずで、強情な人々のもとに、わたしはあなたを遣わす。彼らに言いなさい、主なる神はこう言われる、と。 」 

エゼキエル書  2章4節

西川口キリスト教会 戸田 浩司

    預言者エゼキエルに起こる様々な出来事の中に、主が備えてくださっている3つの豊かな恵みについて考えていきます。
    一つ目の恵みは、いつ、いかなる場合にも主が伴ってくださるという恵みです。エゼキエルを含むイスラエルの民は神から見捨てられたのでバビロン捕囚に至ったと考え悲しみに暮れていました。しかし主は捕囚の民を見捨ててはいませんでした。エゼキエルの前に主は幻の中で雲と火を通して突然現れ主の臨在を示されました。主はエルサレムの神殿から遠く離れた地においても彼らと共におられたのです。私たちがこの世で日常の生活に不安を抱きながら悩むとき、すなわち、主から遠くにあると感じるときにこそ、主は私たちと共にいてくださるのです。これこそが主が備えてくださっている恵みの一つ目です。
    そして二つ目の恵みは、神のみ言葉が与えられるという恵みです。神はエゼキエルに「人の子よ」と語りかけていますが、「人の子」とは被造物としての弱い人間を表していると思われます。私たちも「人の子」として神から捉えられ、主の御言葉を語ることを命じられているのではないでしょうか。そして主は 4 節で次のように言われました。「彼らに言いなさい、主なる神はこう言われると」。言い換えれば、臆することなく、私が言う言葉を彼らに伝えよ、というのです。その御言葉は時宜にかなった的確な言葉なので、人間が付け加えたり、脚色したりする必要もない、そのまま伝えれば良い言葉なのです。
    三つ目の恵みは、主なる神は、私たちに力を与えてくださるという恵みです。言い換えれば私たちが逆境の中にあっても主は聖霊の力によって私たちを立ち上がらせてくださる、ということです。神の姿を目の当たりにして起き上がれないでいたエゼキエルを立ち上がらせたのも聖霊の働きによるものでした。
    エゼキエルに臨んでくださった主は旧約聖書の時代から今日に至るまで変わらず、今、この時も「人の子」である私たちに伴ってくださり、御言葉を与えてくださり、力を与えてくださっています。この主の豊かな恵みに感謝し、共に主を賛美していきたいと願います。

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