わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。(ヨハネによる福音書14章19節)
キリストは十字架にかけられて死にましたが、神の力により三日目に復活し、聖霊の神として私たちの所に来られました。それは、キリストが短い地上の生涯の中で行われたことを、世界の至る所で、永遠に行うためです。キリストが聖霊の神として生きておられるのは、私たちが生きるようになるためです。世界は混乱と矛盾に満ちています。私たちの生活には様々な試練があり、悲しみと苦しみが襲います。聖霊のキリストは、私たちを御許に招き、十字架の愛によって罪を赦し、ご自身としっかり結ぶことによって、私たちを悲しみの中にではなく、喜びの中に生きるようにしてくださいます。死に向かう者ではなく、復活の希望に生きる者にしてくださいます。聖霊のキリストは、私たちをご自身と結ぶ永遠の命に生かすために、私たちの所におられるのです。
キリストは、父なる神が遣わされる聖霊を「弁護者」と言いました。原語は「そばに呼び出す」という言葉です。聖霊は、私たちを傍に呼んで慰める神、助ける神です。聖霊のキリストは、いつでも、どこでも、私たちと共におられます。どんな困難な時にも、私たちを慰め、助けてくださいます。どんな時のも、私の味方となってくださる神です。