ようこそ西川口キリスト教会のホームページへ

地域と共に歩む桜並木の教会

教会員ページ
主日礼拝宣教要旨

2020年9月6日(日) 在宅主日礼拝宣教要旨 「主にあってしっかり立って」 フィリピの信徒への手紙4章4-7節

朴 思郁 協力牧師


主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。4:5 あなたがたの広い心がすべての人に知られるようになさい。主はすぐ近くにおられます。

フィリピの信徒への手紙4章4-5節

9月の第一主日礼拝を共に捧げることができ心から感謝を申し上げます。教会員皆様のご健康が守られますようお祈り申し上げます。さて、パウロはこの手紙を書いた時、パウロが牢屋の中に監禁されていました。出口のないトンネルの中にいるように、あまり先が見えない感じがするとき、いかにしてその状況から抜け出せるかを聖書から考えてみたいと思います。
まずは、聖書から教えられるのは、「喜ぶ」ことです。それは、自分の潜在能力を信じて、自分の力を湧き出させる、いわゆる「エンパワーメント」のような自己開発とは違って、主が力を与えてくださることを信じて、自分の中にある最善の力を出していくという意味です。行き詰まって先が見えなくなったときに、私たちがなすべきことは、主にあってしっかりと立って喜ぶことなのです。
 もう一つは、「寛容を示す」ことです。人間関係の中で、最も求められることは、親切、柔和、正義感など、いろいろな徳目がありますが、何よりも寛容な心ではないかと思われます。それは、自分には厳しく、他人に対しては優しい心をもつことと言えるでしょう。如何なる人間関係の中でも、主にあってしっかりと立って、寛容な心を示すことを覚えていきたいと思います。
最後は、「祈る」ことです。フィリピの教会の人々に教会員同士のトラブルもあれば、ある偽教師が歪んだ、偽りの教えを伝えている問題も抱えていました。そんな状況の中、パウロは、「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。」さらに「何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい」と付け加えています。特にパウロが「思い煩うのはやめなさい」と勧めるのは、思い煩いは、私たちの心を揺さぶり、ついには、私たちの信仰さえも、揺さぶられてしまうからです。その結果について、パウロは、「そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう」と、励ましの言葉を送っています。今週一週間の歩みも「主にあってしっかり立って」喜びと寛容、そして祈りをもって、歩んでいきたいと願います。

関連記事

PAGE TOP