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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「ベトザタ物語」イ・ビョンムン牧師(韓国マジュンムル教会)

2025年2月9日(日)
主日礼拝 宣教要旨
聖書箇所 ヨハネによる福音書 5章1-10節

「イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、『良くなりたいか』と言われた。」

ヨハネによる福音書 5章6節

  エルサレムのベトザタの池は「慈悲の家」と呼ばれていましたが、実際には競争と不公平が支配する「無慈悲の家」となっていました。そこには長年病に苦しむ人々が集まり、池の水が動いたとき最初に入った者だけが癒されるという伝説に望みを託していました。しかし、最も早く動ける者だけが癒され、助けのない者は絶望の中に取り残されていました。
 この状況は、現代社会にも通じるものがあります。生まれた環境によって人生が左右され、努力しても報われない現実があります。私たちは成功や社会的地位、他人の助けに依存し、問題の解決を求めます。しかし、それは確かな希望ではなく、競争の中で多くの人が傷つき、失望していきます。
  そんな中、38年間病に苦しんでいた男性に奇跡が起こりました。それは、天使が池の水を動かしたからではなく、誰かが彼を助けたからでもありません。彼が癒されたのは、イエス様に出会ったからです。イエス様は彼を見つけ、こう尋ねました。「あなたは良くなりたいか?」彼は、「水が動く時、私を池に入れてくれる人がいません」と答えました。しかし、イエス様は彼の状況には関係なく、「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい」と言われました。その瞬間、彼は癒され、立ち上がりました。
 イエス様は私たちの痛みや悩みをすべてご存知です。人間の力では解決できない問題も、イエス様の前に出るなら、変えられるのです。私たちはまだ他のものに解決を求めているのではないでしょうか。他の人や状況に頼るのではなく、イエス様のもとに行くとき、真の癒しと救いを得ることができます。
 今日もイエス様は私たちに尋ねています。「あなたは癒されることを望んでいるのか?」その問いかけに応え、イエス様のもとに行きましょう。イエス様こそが、私たちの唯一の答えです。ハレルヤ!

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