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主日礼拝宣教要旨

「知恵の泉」 朴思郁 牧師

2024年9月1日(日) 主日礼拝 宣教要旨
聖書箇所 テモテへの手紙二 3章16-17節

 

「聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。」

テモテへの手紙二 3章16節


 今日のテーマ「知恵の泉」は、信仰の旅路でどこから知恵を得るか、その知恵が私たちの心と行動をどのように変えるかを考えるものです。ソロモン王の物語を通して、神からの知恵を求めることの重要性を学びます。ソロモンは神から比類なき知恵を与えられ、それを活かしてイスラエルを正しく導きました。
 聖書は私たちにとって「知恵の泉」であり、神の霊の導きの下で書かれています。その教えは、正しい道を示し、間違いを正し、義に導く訓練を通して、私たちを成長させます。詩篇119篇105節には、「あなたの御言葉は私の足のともしび、私の道の光です」と記されています。神の言葉を通じて、私たちは神の御心に従い、日々成長し、霊的に鍛えられていきます。
 教育は単なる知識の習得ではなく、信仰を通して神を深く知り、その愛を日常生活で実践するためのものです。これは知識の理解に留まらず、心で感じ、行動することを含む全人的な学びです。パウロが述べる「教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練」という言葉は、信仰の教育が私たちの人生を形作る上で重要な役割を果たしていることを示しています。
 教育の本質は、神との深い関係を築くことにあり、それにより私たちは精神的に成熟し、キリストの豊かさに近づくことができます。教育の目的は、神の愛を具体的に生きることであり、教会や日常生活を通じてこれを学びます。信仰の教育プログラムは、神の言葉を学び、信仰を深め、他者との愛の関係を築くための場です。教育は、私たちの内面を変え、神の御心に従う者へと成長させます。それは私たちの考え方や行動を変え、キリストに似た者へと変容させる力を持っています。教育を通して、私たちは神の愛と真理を深く理解し、それを日々の生活で生きることを目指しましょう。  
 神の言葉である「知恵の泉」を通じて、私たちは成長し、信仰において成熟していきます。テモテへの手紙二3:17でパウロが述べているように、教育は私たちが神に仕えるために必要な準備を整える手助けをします。成長とは単なる知識の増加ではなく、内面的な変革とその変化を行動に反映させることです。愛、謙遜、忍耐といった実際の行動が信仰の表れであり、これらは教育を通じて培われます。また、教会での学びは、日常生活で実践されるべきです。私たちが学んだことを日常の対立や誤解に直面したときに生かし、外の世界でも神の愛を示すために使います。教育は私たちを神の器として成長させ、信仰の実を結ぶための不可欠なプロセスです。  
 教育を通して、私たちは信仰を深め、日常生活で神の教えを実践する力を得ます。そして、教会という共同体で共に学び、成長することで、より強く結びつき、神の御心に従う歩みを続けることができます。私たちの信仰の歩みが導かれ、日々新たにされていくように、共に祈り、成長し続けましょう。

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