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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「変化への招き:御心に従って」 朴 思郁 協力牧師

2024年2月18日(日) 礼拝宣教要旨
聖書箇所:ローマの信徒への手紙12章1-2節

 

「こういうわけで、兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝です。」

ローマの信徒への手紙12章1節


 私たちの教会は重要な節目を迎えており、具体的には執事選挙、牧師招聘、教会財務の検討などの重要な議案を総会で扱います。これらの変化は信仰共同体にとって成長の機会を意味し、神の導きと祈りを通じて共に乗り越えていくことができると願っています。ローマの信徒への手紙において、パウロはキリスト教の本質と信仰生活の実践的指針を提供しており、信仰による義、神の恵み、イスラエルの役割、日々の生活への信仰の適用などを深く掘り下げています。これらの教えは、信仰共同体の理解を深め、日々の生活における信仰の実践を促すものです。
 本日の聖書箇所、特にローマの信徒への手紙12章1節では、パウロがキリスト者としての生き方について具体的な指導をしています。彼は、律法的な義務ではなく、神の愛と憐れみに基づく応答として、自分の体を「神に喜ばれる聖なる生けるいけにえ」として献げることを勧めています。この勧めは、私たちが神の愛に感動して、感謝の心から動かされるべきであるという信仰生活の重要な原則を示しています。パウロの言う「憐れみ」は、神が人間の罪に対して示す深い同情を意味し、「生けるいけにえ」とは、自分自身を完全に神に捧げることを象徴しています。これは日常生活における信仰の実践を通じた「霊的な礼拝」に他なりません。これにより、キリスト者の日々の生活は、単に日曜日の礼拝に留まらず、常に神への奉仕として捧げられるべきであることをパウロは強調しています。
 パウロはローマの信徒への手紙で、外的な儀式や律法を超えた心と精神の変革を訴えています。特に、彼はキリスト者が世俗の価値観に従うのではなく、心を新たにし、自分自身を変えることで神の御心を理解し、それに従うべきだと述べています。この変革は、信仰に基づく価値観や世界観の変化を伴い、日々の生活における神への奉仕としての生き方を意味します。パウロの勧めを通して、自己認識の再考、神への従順、そして神の御心に沿った生き方を通じて、個人と共同体が成長し変化することの重要性を教えられます。これにより、私たちは神の愛と恵みのもとで本当の意味での変化と成長を遂げることができます。

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