2024年1月21日(日) 礼拝宣教要旨
聖書箇所: エフェソの信徒への手紙 4章12-16節
「キリストにより、体全体は、あらゆる節々が補い合うことによってしっかり組み合わされ、結び合わされて、おのおのの部分は分に応じて働いて体を成長させ、自ら愛によって造り上げられてゆくのです。」
エフェソの信徒への手紙 4章16節
情報が溢れる現代社会では、様々な情報源が信仰観に影響を及ぼし、信仰を深めることは課題です。私たちは自己省察、聖書研究、祈り、信仰共同体との関わりを通じて信仰を守る必要があります。エフェソの信徒への手紙は、信仰生活の原則と実践的助言を提供し、私たちの教会共同体はこれに新たな目を向け、新年に成長する方向性を確認したいと願っています。
古代エフェソは交易と文化の中心地で、多様な文化や哲学が共存しました。この都市のキリスト教会は複雑な環境の中で成立し、発展しました。この歴史的背景は、現代の教会が直面する多様な文化的背景や社会的挑戦と類似しています。エフェソの信徒への手紙から、異なる文化の中で信仰を保ち成長させる教訓を学び、個々の教会員の霊的成長が教会全体の健康に影響を与えることを理解し、新年には聖書に根ざした生活を送り、共同体の絆を深めることが重要です。
新年に私たちの信仰の姿勢を考える中で、エフェソの信徒への手紙から学ぶべきは、個人の信仰の成熟、協働力の強化、そしてキリストへの信頼を深めることです。まず、個人の信仰が成熟することが求められています。これは単なる知識の蓄積ではなく、信仰における深い理解と実践を含みます。私たちは、共同体としての一致を図りながら、信仰と知識において一つになり、成熟を目指します。 次に、協働力を高めることの重要性も強調されています。これは、教会員が互いに支え合い、愛による奉仕を通じて教会の成長を促進することを含みます。私たちは各自の役割を認識し、霊的、感情的な支援を含む奉仕を通じて、教会のたくましい霊的基盤を築きます。
最後に、キリストへの信頼を深めることが重要です。キリストは教会の中心であり、私たちの信仰生活における最も重要な存在です。私たちはキリストに信頼を置き、その導きに従うことで、教会内の関係を深め、一致と調和をもたらします。これにより、私たちの教会は外部からの挑戦に耐える力を得て、成長し続けます。
特に、今日の礼拝は、中高生と青年たちを覚える礼拝です。教会にとって貴重な「人財」である中高生と青年たちが神様との関係を深め、キリストの愛と知恵の中で成長し続けるようにと願います。中高生と青年たちの歩みが、神様の計画の中で確固たるものであるように、共に祈っていきたいと願っています。