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♪「荒野のはてに」(新生讃美歌165番)
クリスチャンでなくとも、この歌を耳にしたことがあるのではないでしょうか。「グローリア、インエクセルシス デオ」はラテン語で「いと高きところには栄光、神にあれ」という意味です。聖書のルカによる福音書2章8節~14節で、天使たちが羊飼いたちにイエス・キリストの降誕を賛美する場面が描かれています。
原題は”Les angels dans nos campagnes”「天使たちが私たちの(荒れ)野にいる」という意味で、作曲者の名前はなく、フランスの伝統的キャロル(賛美歌謡)であるということです。キャロル(carol英)とはもともと吟遊詩人と呼ばれる世俗音楽家が、地方を旅しながら奏でた民謡的舞曲のことで、特別に「賛美歌」という意味はなく、教会で訓練された修道士たちが歌う宗教歌とはっきり分けられていました。お祭りや結婚式など、吟遊詩人の音楽を普段の生活のなかで聴いていた民衆は、この親しみやすいメロディに聖書の物語や出来事を歌詞として歌うことで、聖書の事柄やキリストの教えをわかりやすく覚えることができました。
フランスから遥か遠い東洋の国の私たちも、この曲によってラテン語の歌詞を歌うことができるなんて、ちょっとワクワクしませんか?
原題は”Les angels dans nos campagnes”「天使たちが私たちの(荒れ)野にいる」という意味で、作曲者の名前はなく、フランスの伝統的キャロル(賛美歌謡)であるということです。キャロル(carol英)とはもともと吟遊詩人と呼ばれる世俗音楽家が、地方を旅しながら奏でた民謡的舞曲のことで、特別に「賛美歌」という意味はなく、教会で訓練された修道士たちが歌う宗教歌とはっきり分けられていました。お祭りや結婚式など、吟遊詩人の音楽を普段の生活のなかで聴いていた民衆は、この親しみやすいメロディに聖書の物語や出来事を歌詞として歌うことで、聖書の事柄やキリストの教えをわかりやすく覚えることができました。
フランスから遥か遠い東洋の国の私たちも、この曲によってラテン語の歌詞を歌うことができるなんて、ちょっとワクワクしませんか?
演奏・文章 山嵜美奈 教会音楽スタッフ