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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

「主に従って歩む喜び」髙松 隆幸

2023年11月12日(日) 主日礼拝宣教要旨
聖書箇所:フィリピの信徒への手紙 4章4-7節

 

「どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。」

フィリピの信徒への手紙4章6-7節 


 わたしたちは、主の被造物の一つであることを忘れ、傲慢な生き方を良しとして生きてきたのではないでしょうか。科学者が宇宙の源を探るべく仮説に基づき証明を求めても、解明できない何者かがあることに辿り着きます。つまり、超自然現象としての宇宙法則が何者(神)かによってグランドデザインされたものとの認識にいたるのです。神にこの世の支配を委ねられた人間が、神の秩序ではなく、自分本位な考えによって働くことが人間同士の対立や自然破壊に繋がっているのです。今こそわたしたち人類は、己を顧み、み心に従って歩むことが求められるのです。
 パウロが呼び掛けているのは、苦難にあっても喜ぶことと、思い煩いからの方向転換です。それは苦難がなくなることでも、すべてが思い通りになることでもありません。思い悩むことは起こるけれども、そこで、思い悩むことの代わりに祈ることを勧めているのです。そこには、苦悩・葛藤があるかもしれません。そのような時ほど神に全てを委ね、祈り求めることが大切なのです。この世を愛する神はきっと私たちの悩みに向き合ってくださいます。神はわたしたちが思い悩む時にこそ祈りを以って心の煩いを打ち明けることを欲しているのです。
 人間には解決できない諸問題に、これを諦めるのではなく神に信頼し、思い煩う全てを神に打ち明け心からの祈りを捧げることを神は聞き入れ、新しいことを起こし、人を動かしてきたのです。祈りを求められる神には「言っても無駄」ということはないのです。このように神に希望と喜びをもって進んでいくところに心の平安がもたらされるのです。

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