♪ いざ来たりませ (新生讃美歌156番)
(↑オーディオバーの再生ボタンをクリックするとオルガン演奏をお聴きいただけます)
いよいよ、クリスマスの到来を待ち望む、アドヴェントの時期にはいりました。
クリスマスの前の四回の日曜日の期間をアドヴェントと呼び、これはラテン語で「到来」という意味です。この時期は、クリスマスへの準備として、「アドヴェント・クランツ」というもみの木でリングを作り、そこに四本のろうそくを日曜日ごとに一本ずつ点け、日ごとに数えて祈り待つという習慣があります。
この「いざ来たりませ」は、もともとはアンブロシウスの「来ませ、異邦人の救い主よ」というラテン語の聖歌でしたが、ドイツの宗教改革者、マルティン・ルターがそれを翻訳し、人々が母国語であるドイツ語で歌うことができるようにしました。歌詞の意味を味わって歌うことができるようになった人々は、この賛美歌を、救い主イエスを待ち望む人々の心の歌として、愛唱するようになります。今は日本語にも翻訳され、日本でも愛されています。
アドヴェントのこの時期、ご一緒にオルガンの調べに耳を傾け、心を静めてイエス・キリストの到来を待ち望む、そのようなひと時となりますように。
文・演奏 教会音楽スタッフ 山嵜 美奈
(このオルガンの音は、西川口キリスト教会の礼拝堂にて、チャーチオルガンといわれる、アーレン社のオルガンで演奏し録音したものです。)