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主日礼拝宣教要旨

2021年6月6日(日) 在宅主日礼拝宣教要旨 『素晴らしき哉、人生!』 詩編8編2-10節

朴 思郁 協力牧師

そのあなたが御心に留めてくださるとは/人間は何ものなのでしょう。人の子は何ものなのでしょう/あなたが顧みてくださるとは。

詩編8編5節

本日は、6月第1週目の礼拝をZoomとYouTubeを通して、ライブ配信をしながら、皆様と共に礼拝を捧げることができますことを大変嬉しく思っています。さらに、本日の礼拝ではライブ配信により、臨場感のある主の晩餐ができることを感謝しております。
詩編8編は、150の詩編の中で、最初に登場する「讃美の詩編」と言われています。詩編8編2、3節は「主よ、わたしたちの主よ/あなたの御名は、いかに力強く/全地に満ちていることでしょう。天に輝くあなたの威光をたたえます。幼子、乳飲み子の口によって。」そして、それに続く言葉はこう言います。「あなたは刃向かう者に向かって砦を築き/報復する敵を絶ち滅ぼされます。」この言葉は、神がどんな方であるかを改めて思い起こしている言葉ですが、同時に今の詩人が自分に対して報復しようとする敵によって、恐怖を感じながら、苦しんでいる様子が伺えます。
そのような厳しい状況の中で、詩人が置かれた状況が劇的に変わったわけではないのに、如何にして詩人は神をほめたたえるようになったのでしょうか。詩人は、「あなたの天を、あなたの指の業を/わたしは仰ぎます。月も、星も、あなたが配置なさったもの。」(4節)と言います。詩人は夜空を見上げているのです。夜空を見上げながら、神様の愛に包まれているような霊的なひらめきを与えられ、感動のあまり、詩人は「人間は何者なのでしょう、あなたが顧みてくださるとは」と、心から告白しているのです。
そして、続く内容(6節~10節)は、あたかも今までとは異なる別世界を経験したかのように描いています。環境や状況が変わったわけではないのに、今までとは違う見方になったのです。それが可能だったのは、他ならぬ、見えないもの、私たちの人生を動かす偉大な力に目を向けるようになったからです。状況が厳しくても、自分の周囲には何の助けがなくても、いかなる場合にも、私たちが目を向けなければならないのは、見えるものではなく、見えないものなのです。「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」(コリントの信徒への手紙二4章18節)


 

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