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主日礼拝宣教要旨

2021年4月4日 在宅イースター礼拝宣教要旨 「復活の力によって」 コリントの信徒への手紙一15:54b-58

朴 思郁 協力牧師

わたしの愛する兄弟たち、こういうわけですから、動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。主に結ばれているならば自分たちの苦労が決して無駄にならないことを、あなたがたは知っているはずです。

コリントの信徒への手紙一15章58節

イースターおめでとうございます。2021年度の最初の主日礼拝をイエス様の復活を覚え、お祝いするイースターとして迎えることができますことを大変意味深く思っています。今も新型コロナウイルス感染症の拡大による不安を抱えていますが、私たちはこのイースターを通して、改めてイエス様が復活されたことを覚え、今日におけるその意味を思い起こしながら、今、ここで、求められる信仰の姿勢を整えるときになればと願っております。
本日の聖書には、イエス様の復活と関連して、私たちが今日を生きるために持つべき信仰について大切な教えが示されています。まず、イエス様の復活によって死の勢いに打ち勝って、勝利したことを告げ知らせています。つまりパウロは、私たちがこの世に生きる中で、死の勢いに打ち勝って勝利を得たという信仰を持って生きるように勧めているのです。主イエスが復活されたことは、罪と死の勢いに打ち勝ったと言います。これ以上、罪と死の勢いは、私たちを支配することができなくなったと言うのです。この復活の信仰こそ、私たちの生きる力であり、喜びであり、希望なのです。
そして、パウロは、その復活の恵みにあずかっている私たちの生き方について語っています。言い換えれば、主イエスが死に打ち勝って、死と罪の勢いに完全に勝利したからこそ、私たちの持つべき生き方を示しているのです。パウロは、この世において「動かされないようにしっかり立つ」(58節)ように勧めているのです。復活の希望を持つというのは、私たちの存在がこの世だけに限らないと信じることであるため、私たちは、この世の享楽的な価値観に振り回されないように復活の力に支えられ、生きることができるのです。
そして、パウロは、「動かされないようにしっかり立つ」ように勧めてから「主の業に励みなさい」と付け加えています。果たして「主の業」とは、何を意味するのでしょうか。パウロは、「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい」(ローマの信徒への手紙12:1)と言います。それは、他ならぬ、私たちが、何をするにせよ、心を尽くして、神を愛し、隣人を愛する生き方を貫いていくことなのです。それこそが「主の業」に励むことなのです。新年度の教会の歩み、それぞれの生の営みが主に豊かにされますよう心からお祈り申し上げます。


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