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主日礼拝宣教要旨

2021年1月10日(日) 在宅主日礼拝(中高生と青年を覚える礼拝)宣教要旨「主の信頼に押し出されて」ヨハネによる福音書5章1-18節

西川口キリスト教会  M.I

 イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」

ヨハネによる福音書5章8節

  主イエスは「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」と語られます。「起き上がる力があなたにはある」と確信をもって言われます。その信頼によって私たちは力を得て歩き出すことが出来るのです。
 この病人も主イエスに出会い、主イエスから語りかけられ、その言葉を信じて動くことで、受け身のあきらめかけた人生から自分の足で立って歩む人生へと変えられました。しかし、この人はあっという間にユダヤ教の律法主義へと引き戻されます。安息日に床を担いで歩いたことをユダヤ人からとがめられ、イエスに責任を転嫁し、保身のためにイエスを裏切ってしまうのです。ここに人間の罪と弱さを見ます。私たちは救いの恵みをいただいたにも関わらず、いかに弱く変わりやすい自己中心的な存在であるかということが示されます。
 しかし、イエスは17節で語ります。「わたしの父は今もなお働いておられる。だから、わたしも働くのだ」マルコ2章28節に「人の子は安息日の主である」とあるように主イエスはいつも休むことなく魂の救いのために働いてくださっているというのです。律法に縛られることなく、真の救いを得よと言われる。主イエスはどこまでも人を信じて主の元に立ち返るのを待ち続けてくださっている方です。裏切ってしまったこの人のことも心にとめて働き続けてくださったのです。この人のような弱さを抱えた私たちでも、主イエスは受け入れてくださるのです。聖書は語ります。
 「事実、あなたがたは恵みにより、信仰によって救われました。このことは、自らの力によるのではなく、神の賜物です。」(エフェソの信徒への手紙2章8節)
 私たちは主イエスの一方的な愛と信頼の中にあります。そしてそれは揺らぐことのない私たちの源です。わたしたち一人一人も、主の信頼に押し出されて生かされている恵みを覚えながら、主と共に歩ませていただきたいと思います。


アイキャッチ画像 pixabay

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