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主日礼拝宣教要旨

2019年11月10日(日) 礼拝宣教要旨 『祈ってもらう幸い』 マタイによる福音書19章13-15節

斎藤 信一郎 牧師

しかし、イエスは言われた。「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」

マタイによる福音書19章14節

 子どもたちのために祈って欲しいとの願いから、主イエスの元に子どもたちが連れて来られました。ユダヤ人指導者たちから既に命を狙われていた主イエスでした。エルサレムへ向かう弟子たちは師の安全を考えてか、旅の疲れを気にしてか、親子を叱って遠ざけようとします。しかし、主イエスはそんな弟子たちを逆に叱ります。主イエスにとって、執り成し祈ることは父なる神から与えられていた最重要使命の一つでした。まして、祈って欲しいとの理由で近づいて来た親子は主イエスにとって特別だったと言えます。子どもたちのために祝福の祈りをすることに強い使命感を抱いていたことが伺える場面です。
 この箇所から二つのチャレンジを与えられます。一つは、ここで子どもたちの親が主イエスに近づいたように、私たちも、子どもたちが祝福され、主イエスと出会うことができるような教会形成をしているかということです。当時も、現代も、子どもたちが主イエスの教えと祈りに触れることを困難にさせる様々な原因が存在します。日曜日に様々な行事が行われる現代社会もそうですし、大人中心の教会行事も原因になる可能性があります。子どもたちが主イエスのことを楽しく知ることができるような環境を整えることは今後とも大切な課題だといえます。
 もう一つは、私たち自身が真剣に子どもたちのために具体的に執り成し祈っているかどうかということです。現代はだれもが忙しく、時間に追われる時代です。教会の子どもたちのため、また世界中の子どもたちのために祈る時間を作り出すことにも困難を覚えることがあります。それでも、今回の箇所で示される主イエスのように、子どもたちのために祈ることを特別なことと受け止めて祈る教会であり続けましょう。


アイキャッチ画像 thanks!! to Jo-B and InsaneArtist from Pixabay

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