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主日礼拝宣教要旨

2019年6月16日(日) 礼拝宣教要旨 「キリストの再臨」 使徒言行録 1章10-11節

2019年6月16日(日) 礼拝宣教要旨
「キリストの再臨」 使徒言行録 1章10-11節

斎藤 信一郎 牧師

イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」  

使徒言行録1章10-11節

  今月は使徒言行録1章を中心に、聖霊の豊かな働きを確認しながら、聖霊降臨の意義について理解を深めています。今回の箇所は主イエスが復活後、40日間度々現れては弟子たちに神の国について教えた後、天に戻られた直後の話です。また、それは実際に聖霊降臨が起きる10日前の出来事でした。 
 突然彼らの目の前で天に向かって上昇し、見えなくなっていく主イエスを目で追いながら、弟子たちはさぞ驚き、戸惑い、我を忘れて呆然と天を見上げていたことでしょう。そんな弟子たちのそばに二人の天使が立ちます。そして冒頭の聖句のように主イエスが「同じ有様で、またおいでになる」と告げます。聖書では別の言葉で「キリストの再臨」と表現しますが、それはどのような内容を指すのでしょうか。理解のカギを握るのは、今回の主イエスが示された移動の方向性です。復活後の主イエスの現れ方はいつも彼らと同じ目の高さでした。これに対し、天使たちの預言では上から下へと戻ってこられる主イエスが示唆されています。聖書の原則では、預言は何度か歴史上繰り返す可能性を含んでいますが、今回の天使たちの預言は、少なくとも聖霊降臨の時に成就したと言えます。
 使徒言行録2章の冒頭を読むと、その時の出来事は上から下への方向性が示されています。聖霊を象徴する燃える舌のような存在が一時的に現れ、弟子たち全員の上に分かれて行ったことが語られています。すると弟子たちは聖霊に満たされ、他の言語で神の御業について語り出します。また、同時に市内に大音響が響き渡ります。この音に驚いて集まった人々に向けて、ペトロが福音宣教し、その日およそ三千人が仲間に加わる決心をしています。聖霊は、三位一体の神の見えない働きを担っています。その働きは、聖書の福音を私たちに理解させ、悔い改めに導き、主イエス・キリストを救い主だと信じ従うように助けて下さいます。現代に生きる私たちも、聖霊の臨在と導きの中で人生を最後まで歩み続けることができることを感謝します。
 聖霊を象徴する燃える舌のような存在が一時的に現れ、弟子たち全員の上に分かれて行ったことが語られています。すると弟子たちは聖霊に満たされ、他の言語で神の御業について語り出します。また、同時に市内に大音響が響き渡ります。この音に驚いて集まった人々に向けて、ペトロが福音宣教し、その日およそ三千人が仲間に加わる決心をしています。聖霊は、三位一体の神の見えない働きを担っています。その働きは聖書の福音を私たちに理解させ、悔い改めに導き、主イエス・キリストを救い主だと信じることができるように導き、従うように助けて下さいます。現代に生きる私たちも、その臨在と導きの中で人生を最後まで歩み続けることができることを感謝します。


アイキャッチ画像 Gerd AltmannによるPixabay

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