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主日礼拝宣教要旨

2019年6月9日(日) 礼拝宣教要旨 「キリストの証人となる」使徒言行録1章6-9節

あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」

 使徒言行録 1章8節

 主イエスは十字架に掛けられる前、そして復活後から昇天直前に至るまで、再三にわたって聖霊降臨の必要性を弟子たちに教え続けられました。しかしながら、弟子たちはローマ帝国からの独立を勝ち取りたいというイスラエル民族の長年の悲願に関心を寄せ続けていました。主イエスは最後まで、そのような誤った福音理解や期待と向き合わなければなりませんでした。このことは、あらゆる時代のクリスチャンたちに問われています。
 主イエスは、最後まで繰り返し、神の国とは聖霊の祝福にあることを弟子たちに語り続けました。主イエスがそれほどまでに聖霊を授けたい目的は、聖霊の力を受けて私たちがイエス・キリストの証人となるためだと語りました。聖霊降臨後、確かに弟子たちの中には、殉教に追い込まれるほどの伝道をした人もいます。しかし、それだけでなく、主イエスのみことばは、時代を超え、人種を越え、世代を超え、あらゆる状況の中にいる人を聖霊の祝福へと招き入れるものです。しかも、その祝福は私たちの信仰理解や信仰の実践が未熟で不完全な時からすでに始まっている祝福です。弟子たちは、主イエスに従うようになって3年も経たない内から町や村に二人一組で宣教に遣わされ、用いられています。また、目立った宣教ではなくても、主イエスと共にいることによって、数々の宣教に間接的に関わりました。
 私たちも、様々な形で主イエスの宣教の働きに用いられています。ある教会員の教会学校での働きが、時代を超え、将来別の教会で花を開くこともあり、すぐに結果が見えない場合もあります。現代の世界伝道も様々で、私たちの教会での活動を通して育まれる世界伝道もあります。時には教会に来るという行為そのものが、だれかの教会に行くきっかけになることさえあります。聖霊降臨以来、すでに私たちは様々な形で聖霊の祝福に与っており、用いられていることを感謝したいと思います。


アイキャッチ James ChanによるPixabayからの画像 

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