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主日礼拝宣教要旨

2018年10月21日(日) 礼拝宣教要旨「バプテストの教役者」エフェソの信徒への手紙4章1-11節

西川口キリスト教会 斎藤信一郎牧師

『そして、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を福音宣教者、ある人を牧者、教師とされたのです』エフェソの信徒への手紙4章1‐11節

 教役者(きょうえきしゃ)とは、教会の牧師、副牧師、主事、スタッフなどの働きを担っている人をいいます。通常、就任式を行い、教会外にも周知される方に限定されます。バプテスト連盟の教役者は他の教派と大きく異なるところがあります。他教派では、専門の役職に就くために試験や資格を必要としたり、牧師の人事を教派の専門部署で決定したりするところもあります。しかし、バプテスト連盟はそれぞれの教会が独立しており、教会の運営方針を信徒総会で決めるという特徴があります。教会の教役者人事、給与、委託する職務についてもそれぞれの教会が独自に決めるのです。
 エフェソの信徒への手紙4章前半を読むと、初代教会では教会を建てあげるために特別な人々が立てられていたことが語られています。その際の重要なポイントは二つ。一つ目は1節にあるように、「神から招かれた」という本人の召命観(しょうめいかん=神から特別にその職務に導かれているという確信)があることです。二つ目は11節にあるように、教会側が招聘する教役者に、使徒(教会形成指導)、預言(聖書から神の御心を聴き、伝える)、福音宣教(キリストの福音を伝える)、牧者(信徒の総合的信仰指導)などの教会全体の働きのために、教会の先頭に立って職務遂行していただくことを、総会の総意で決めることです。使徒言行録13章を読むと、教会が聖霊の導きで宣教師派遣の必要性を認識し、パウロとバルナバにその職務を任じ、特別に祈って派遣する話が登場します。ここにも教会が主体的に職務の任命を行っている姿が示されています。バプテスト連盟も各教会の総会で教役者を選びます。
 バプテストの教役者は辞職すると、その職務と肩書きから解かれます。しかし、どの教役者もキリストに生涯を献身者として献げ続けていきたいと願っている者たちです。初代教会のように互いに祈り合い、協力し合って参りましょう。

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