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主日礼拝宣教要旨

2017年8月30日(日) 礼拝宣教要旨 「夢を共に作り上げる」 創世記41章25~40節

浦和キリスト教会 廣島 尚 牧師

ヨセフはファラオに応えた。「わたしではありません。神がファラオの幸いについて告げられるのです。」
創世記41章16節

ヨセフはかつて、自分の見た夢を兄たちに語ったせいでエジプトに売られてしまいます。エジプトで奴隷になったヨセフは、騙されて監獄へ入れられてしまいますが、2年以上も経ってから、エジプトの王ファラオの夢を解く者として王の前に引き出されます。
ヨセフはファラオから夢の解き明かしを求められますが、求められた以上のことをしました。夢を解いただけではなくその対応策まで告げたのです。ヨセフは、ファラオの夢を解く者から、ファラオと共に夢を作り上げる者へと変えられていきました。
ファラオもまたヨセフの協力者となりました。ファラオは、ヨセフの言うことに耳を傾けました。夢が語っている以上のこと、ヨセフの考えを受け入れたのです。夢は変えられる。夢は一緒に作り変えることができる。王様とヨセフは、一緒に新しい夢を作り始めました。
教会にはそれぞれ神様が与えてくださっている使命・働きがあります。その使命や働きを探りながら、教会は夢や幻が与えられていきます。ヨセフは変えられていきました。自分の夢だけを語る者から、人の夢を解く者に、さらに、王様と新しい夢を造り上げる者へと変えられていきました。教会の一人ひとりも同じように、教会という神様の働きをなす場所で、共に夢を造り上げる者へと変えられていくのです。
一緒に新しい夢を作り出すこと。それは自分の夢を語るだけではいけません。また人の夢を聞くだけでもできません。夢を語り合い、分かち合い、そして一緒に作り上げていく。そうすれば夢は、神様によって幸いを告げ知らせるものへと変えられていくのです。

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