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主日礼拝宣教要旨

2017年7月30日(日)  礼拝宣教要旨 「ベドザタの池の回廊で」ヨハネによる福音書5章1-9節

西川口キリスト教会 斎藤 剛毅


イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」
   ヨハネによる福音書5章8節

イエス様は38年も病気で苦しんできた人に三つのことを力強く、愛をもって命じられました。第一は「起き上がりなさい!」です。起き上がることは新しい希望の世界への門出であり、冒険の世界への出発です。この出発は起き上がることによってのみ可能となります。愛は生きる力を生み出し、希望を育てます。主イエスの愛の言葉によって彼は起き上がる力が与えられました。

第二は、「床を取り上げなさい!」という命令です。「床を取り上げる」はどういうことを意味するのでしょうか。床には過去の思い煩いや苦悩、人間不信や人生に対する失望と怒り、死への恐怖などが染みついています。その悪臭を放つ過去に別れを告げ、大胆に捨てることを意味します。自分をそこに縛り付けていた過去の床、それは担ぎ上げ捨てることが出来るものに変わるのです。クリスチャンの中に、いつまでも過去の罪に捕らわれているために、イエス様の十字架の死によって可能とされた神の赦しを受け入れられず、罪責感から自由になれない人がいます。大胆に罪の赦しを信じなければなりません。イエス様の命令を受けた男は床を担ぎ上げました。

イエス様は第三に言われました。「歩きなさい!」この大胆な命令の中に、イエス様の愛が込められています。「あなたは今まで過去の呪いに縛られていた。しかし、今やあなたはそこから自由になれるのだ。あなたはわたしの言葉を信じて、神の愛がいつもあなたと共にあることを固く信じて、生きて行きなさい。未来に向かって、希望をもって、神の愛の中を歩いて行きなさい!」すると、驚くべきことが起きました。「その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした」(9節)と書かれています。主イエスとの出会いは、このような素晴らしい大きな変化を人にもたらすのです。何という大きな恵みでしょう!

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