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主日礼拝宣教要旨

2017年7月2日(日)礼拝宣教要旨「護られる教会」ヨハネの黙示録12章1-18節

西川口キリスト教会 大城戸 一彦

 

兄弟たちは、小羊の血と/自分たちの証しの言葉とで、/彼に打ち勝った。彼らは、死に至るまで命を惜しまなかった。

ヨハネの黙示録12章11節

 

皇帝崇拝を拒み続けたキリスト者は、ローマ帝国からの迫害に苦しめられました。

ローマ皇帝を遠回しにサタンの化身である竜に見立てて、著者ヨハネは竜とキリスト者の天上の戦いを物語りました。天上での壮絶な戦いは、イエス・キリストの十字架の死による贖いの福音と命を懸けて戦ったキリスト者の証しが勝利し(11節)、竜は地上に投げ落とされました。

天上での敗北を認めた竜は、鷲の翼(聖霊)によって逃れ場で護られている女(教会)に対して、再び戦いを挑もうとしています。

このような戦いを、現実の場面として、わたしたちの教会が、受けて立たなければならない時が来るかもしれません。

その時、わたしたちが手にする武器は〝信じる者すべてに救いをもたらす神の力(ローマの信徒への手紙1:16)〟であり〝終わりの日まであらゆる民への証しとして宣べ伝えられる(マタイによる福音書24:14より)〟福音であることが、この箇所から学ばされました。

先週、わたしは日本バプテスト女性連合による沖縄平和学習ツアーに参加させていただきました。

基地問題や〝集団自決〟など、戦後72年たっても、戦争の出来事で平和を語らなければならない現実より、明るい未来の平和を語りたいとの思いの中でされた語り部の方たちの証言を重く捉えて帰ってきました。

俳人の金子兜太さんは、ある本で〝遠回しで近づいてくる軍靴の響きを止めなければ・・〟との思いで平和運動をされていると語っています。

教会は、神様の護りの中にあるからこそ、福音による平和の実現を証ししていくという大きな課題をいただいています。

 

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