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主日礼拝宣教要旨

2017年6月18日(日)礼拝宣教要旨「愛し続けてくださるイエス」ヨハネによる福音書21章15~17節

 食事が終わると、イエスはシモン・ペトロに、「ヨハネの子シモン、この人たち以上にわたしを愛しているか」と言われた。ペトロが、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と言うと、イエスは、「わたしの小羊を飼いなさい」と言われた。
ヨハネによる福音書21章15節

復活のイエスはペトロに「この人たち以上に、わたしを愛しているか」とたずねられた。この言葉はペトロに「たとえみんながあなたにつまずいても、わたしは決してつまずきません」とイエスが捕らえられる前に、真っ先に豪語した自分を、そしてイエスの予言通りに三回もイエスを否んだ自分を思い出させた。

イエスの十字架を前に、罪責感と自信喪失の闇の中にいたペトロだが、こうして復活のイエスと出会い、もう一度やり直せる希望をいただいた。そればかりでなく、イエスは「わたしの小羊を飼いなさい」と言われ、ペトロの罪を赦され新しい使命を与えられた。

更にイエスは三度も「わたしを愛しているか」と尋ねられる。イエスの「わたしを愛しているか」という問いは、「私はあなたを愛している」という一方的な愛の宣言が背後にある。罪を覆うほどのイエスの愛に気付き、ペトロは牧者として立ちその使命を果たしていく。

私たちもペトロのようにイエスとの対話によって、自身の欠け、弱さ、罪に気付かされる。自分の罪に向き合うとき、イエスは三回どころか何度でも赦し、やり直しをさせてくださる。さらに、一人ひとりに合った働きを用意してくださる。イエスは今日も「わたしを愛しているか」と先立って問われる。その愛に応えて主にゆだねていく者となりたい。

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