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主日礼拝宣教要旨

2017年3月12日(日) 礼拝宣教要旨 「神と共に歩む幸い」創世記第5章12~24節

2017年3月12日(日) 礼拝宣教要旨 西川口キリスト教会 斎藤信一郎

 

主題)「神と共に歩む幸い」創世記第5章12~24節

「エノクは神と共に歩み、神が取られたのでいなくなった。」24節

 

アダムからノアまでの聖書の記述を年表にすると、アダムが930歳で亡くなったというのは、9代目のレメク(ノアの父)が誕生してからだということが明らかになります。聖書の記述通りに当時の人々が長生きしたかどうかの議論は脇に置き、系図を通して示される聖書の真理に注目して行きます。

年表をアダムから順に見て行くと、6代目のイエレドまでの信仰継承者はすべて長生きし、自分の親よりも後に死んでいます。これに比べ7代目のエノクは、365歳とアダムからノアまでの系図の中では特別に短命でした。しかし、今回の箇所を注意深く読むならば、エノクこそ、この系図の中心的人物として描かれていることに気づきます。エノクについては他の人々とは明らかに違う記述が多く含まれます。まず特別に「神と共に歩み」と二回記述されています。これは聖書全体を通して重要な言葉となっています。そして他の先祖や子孫とは違い「神が取られたのでいなくなった」と記され、聖書の中で死ぬことなく、神の元へ召された最初の人間として語られています(預言者エリヤと復活後のキリストも該当します)。また、エノクが生きた365年の365は1年を表す数字です。その365倍エノクは常に神と共に歩み続けたというのがこの箇所の強調点です。聖書はどれだけ長生きするかよりも、一日一日を大切に御心に従いつつ、神と共に歩み続けることが大切だと語っているのです。

最後にこの記述を通して、人生は死で終わるものではないことが分かります。つまり天国に行くことができる可能性が示されています。聖書の記述に従うならば、現代の全ての人はエノクの子孫です。エノクのように神と共に歩み続ける人生を目指しましょう。

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