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主日礼拝宣教要旨

2016年7月3日宣教要旨 コリントの信徒への手紙一 3章6節

宣教者:日本バプテスト連盟全国女性会 米本裕見子幹事

宣教題:成長させてくださる神とともに

聖書箇所:コリントの信徒への手紙一 3章6節  わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。

みなさまのお祈りとお支えによって三年間の西南学院大学神学部の学びが守られ、4月から女性連合幹事として勤めています。心から感謝します。とくに、神学生奨学金献金を推進くださっている壮年会連合のお働きに心から感謝しています。また、女性連合からの女性献身者への奨学金も受けてまいりました。大きなお支えに感謝が絶えません。私たちは、この愛と恵みに応えたいと切に願っています。

神学部・神学寮も、私はひとつの「教会」だと思って過ごしてきました。献身に導かれ呼び集められた神学生も弱く罪深い人間の集まりです。一緒に生活すればいろいろな葛藤や衝突はおこります。そこには、全国の教会の、祈りと捧げものが積まれ神学生たちを支えています。

神学部では、神を学びます。ところが、学べば学ぶほど、わからなくなります。結局、私たち人間には、神ご自身をわかりきることはない、ということが、わかりました。最後の日に、明らかにされることを信じて、私たちは生涯、神を追い求め続けるのです。このように神学生活は、「へりくだる」ことを学ぶことでした。自己絶対化からの脱却です。その道のりは、砕かれの連続です。自分の信仰の枠が揺さぶられ、課題や論文・寮での共同生活・人間関係を通して、「これでもか」と、自分の弱さ・小ささ・限界・脆さを思い知らされます。神が与えてくださる栄養は、茨の道、荒れ野を走る時に与えられます。逃げていればそれほど痛みませんが、成長できません。砕かれることが神に近づくことです。砕かれながらインマヌエルなる神、イエス・キリストは生きておられ、ともにうめき、とりなしてくださっていることが、はっきりとした確信となるのです。そして、神から与えられる人々との関係性の中で、支えられ励まされるのです。教会の人々の祈りが本当に支えとなります。神学生たちや、教授たちを支え、真摯な学び舎とするのは、西川口教会、全国の教会の兄弟姉妹の、祈りと励ましです。

神学生活は、振り返れば恵みに満ちた毎日でした。成長は、脱皮です。自分の弱さを知り尽くして、生きて働かれる神を信頼して、新たなものへと変革していく脱皮です。価値観の変革を、神が内側から起こしてくださるのです。神に従い応答する者、神のみ心を行う自由な者となるために、神が成長の糧を与えてくださるのです。どうぞこれからも神学生が、さまざまな課題に誠実に向き合い、砕かれつつ成長していけますようにお祈り、お支えをよろしくお願いいたします。感謝して。

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