ようこそ西川口キリスト教会のホームページへ

地域と共に歩む桜並木の教会

教会員ページ
主日礼拝宣教要旨

2016年6月19日(日) 礼拝宣教要旨 「祈る者の責任」マタイによる福音書6章12-15節

2016年6月19日(日) 礼拝宣教要旨 西川口キリスト教会 斎藤信一郎

主題)「祈る者の責任」マタイによる福音書6章12-15節

「わたしたちを誘惑に遭わせず、/悪い者から救ってください。」(13節)

主イエスが祈られた「主の祈り」は、あらゆる信仰の成長段階の人にとって意義がある大切な祈りです。初級編としては、私たちに祈りの5要素とそれを祈る順番を教えてくれます。①神そのものを賛美する、②神の御業を感謝する、③その日を生きるための必需品を願い求める、④罪の告白と赦しを祈る、⑤信仰の戦いがあることを意識して祈るという5つの分野について祈ることの大切さを教えてくれます。

今回の中級編では、「主の祈り」を注意深く観察すると、どの場面でも「わたし」ではなく、「わたしたち」と主イエスが祈られたことが分かります。「主の祈り」は、共同で祈ることが前提になっているだけでなく、主イエスが祈られるので、主イエスの祈りに私たちが祈りを合わせるようにと招いて下さっている祈りなのです。主イエスはこれらの祈りを優先的に私たちと共に祈りたいと願っておられるのです。「一緒にこれらの課題を心を合わせて祈ろう」と呼びかけて下さっているのが主の祈りです。

このような視点から「主の祈り」を見つめ直して行くと、違った祈りの課題が浮かび上がって来ます。まず1番目と2番目の祈りで心から神を礼拝し、感謝を捧げた後、3番目の生活必需品を願い求める祈りでは、前回確認した御言葉の糧を祈り求めると同時に、現在2秒に一人の割合で餓死している世界の食料飢餓の犠牲になっている人々を始め、あらゆる助けを必要としている人々の救済のために祈ること。4番目の罪の告白と赦しの祈りのところでは、罪を赦される以前に、まず他の人の罪を赦すことができないでいる自分を含む全人類が、主イエスのように心から人を赦す者となることを願い求めること。そして5番目の信仰の戦いの祈りでは、私たちを油断させ、神から与えられている人生の使命を最優先に生きることから離れさせようとする巧妙な悪魔の誘惑に勝利して生きることができるように、聖霊の助けを祈り求めることです。このような祈りに招かれていることを感謝します。

関連記事

PAGE TOP