2016年12月 祈祷会・教会学校 聖書箇所 12/04日 マタイ1章1-17節「神さまがつないだ系図」
総合テーマ 神が顧みられた人々
黙想のポイント
・系図の中に敢えて異例とも言える女性たちが、キリストの系図の中に含まれている意義を黙想しましょう。
・女性たち以外にも、神が顧みられている人々にも着目しましょう。
◆イエス・キリストの系図
1:1 アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。
1:2 ①アブラハムはイサクをもうけ、②イサクはヤコブを、③ヤコブはユダとその兄弟たちを、
1:3 ④ユダはタマルによってペレツとゼラを、⑤ペレツはヘツロンを、⑥ヘツロンはアラムを、
1:4 ⑦アラムはアミナダブを、⑧アミナダブはナフションを、⑨ナフションはサルモンを、
1:5 ⑩サルモンはラハブによってボアズを、⑪ボアズはルツによってオベドを、⑫オベドはエッサイを、
1:6 ⑬エッサイはダビデ王をもうけた。⑭❶ダビデはウリヤの妻によってソロモンをもうけ、
1:7 ❷ソロモンはレハブアムを、❸レハブアムはアビヤを、❹アビヤはアサを、
1:8 ❺アサはヨシャファトを、❻ヨシャファトはヨラムを、❼ヨラムはウジヤを、
1:9 ❽ウジヤはヨタムを、❾ヨタムはアハズを、❿アハズはヒゼキヤを、
1:10 ⓫ヒゼキヤはマナセを、⓬マナセはアモスを、⓭アモスはヨシヤを、
1:11 ⓮ヨシヤは、バビロンへ移住させられたころ、エコンヤとその兄弟たちをもうけた。
1:12 バビロンへ移住させられた後、①エコンヤはシャルティエルをもうけ、②シャルティエルはゼルバベルを、
1:13 ③ゼルバベルはアビウドを、④アビウドはエリアキムを、⑤エリアキムはアゾルを、
1:14 ⑥アゾルはサドクを、⑦サドクはアキムを、⑧アキムはエリウドを、
1:15 ⑨エリウドはエレアザルを、⑩エレアザルはマタンを、⑪マタンはヤコブを、
1:16 ⑫ヤコブはマリアの夫 ⑬ヨセフをもうけた。このマリアからメシアと呼ばれる⑭イエスがお生まれになった。
1:17 こうして、全部合わせると、アブラハムからダビデまで十四代、ダビデからバビロンへの移住まで十四代、バビロンへ移されてからキリストまでが十四代である。
◆異例の系図の特徴
・系図には普通登場しない女性の名前が記載されている。
・ラハブとルツは外国人。ユダヤ人たちは純血を重んじていたが、敢えて隠さずに載せられている。
・ソロモンの母バテシェバに至っては、ダビデの妻とも本名でも書かれず、ウリヤの妻と書かれている。
そそれは、ダビデ王の姦淫の罪を、包み隠さず明らかにしようとする意図が感じられる。
・元は息子の妻だったタマル、遊女だったラハブ、ルツはモアブ人である。
・マリアは本人に罪はないにせよ、祭司の家系に生まれながら、禁じられていた婚前に子を宿した。
れ(レビ記21章13節)許嫁以外の人の子を宿した罪に問われてもおかしくない女性である。
ししかし、ヨセフがすべてを受け入れ、黙秘してマリアを救ったのである。
・この他にもダビデ以降の歴代の王様の多くは、偶像礼拝の罪に問われた者たちであった。
・12節のバビロンに移住させられた後の世代は、どのような生き方をしたのかほとんど知られていない。
そそれでも一人一人が、キリスト誕生につながる大切な一員として、この系図に名を連ねている。
分かち合いのポイント
・このような家系図を、敢えて新約聖書の冒頭に置いたのは何故でしょうか。
そそこに託されたメッセージとは何でしょうか。互いに考えを分かち合いましょう。