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主日礼拝宣教要旨

2016年12月11日(日)主日礼拝宣教要旨「神が人間に与えられた能力」創世記2章19節

2016年12月11日(日) 礼拝宣教要旨 西川口キリスト教会 斎藤信一郎

 

主題)「神が人間に与えられた能力」創世記2章19節

「主なる神は、野のあらゆる獣、空のあらゆる鳥を土で形づくり、人のところへ持って来て、人がそれぞれをどう呼ぶか見ておられた。人が呼ぶと、それはすべて、生き物の名となった。」

 

主なる神が最初の人類アダムをエデンの園に連れて来られた時、真っ先にされたことは18節にあるように「彼に合う助ける者を造」ることでした。そこで神は、あらゆる動物や鳥をアダムと同じ土で形づくりました。ただし、アダムの場合は特別に命の息、つまり聖霊が鼻から吹き入れられて「生きる者となった」という点が、他の生き物との違いです。こうしてアダムは、他の生き物や植物を正しく管理するための特別な能力が神から与えられました。

また、彼には他の存在の特徴や長所を見抜く能力と、名前を付ける能力も与えられました。この能力は第1章で、まず神ご自身が発揮しておられ、光を「昼」、闇を「夜」、乾いた所を「地」、水の集まった所を「海」と呼ばれたことと関連しています。神があらゆる動物や鳥を彼のところに連れて来た時、アダムがその能力を期待通りに発揮したことを19節は表しています。こうして、アダムは聖霊の導きにより、他の存在の特徴や長所を見抜く能力を発揮することによって、人生の使命を豊かに実行に移していく準備が整って行くのです。

キリストの誕生物語の中にも、名前を付けることに関連して興味深いことが語られています。イエスという名前はヘブライ語で「イエシュア」と言い、「神は救い」という意味です。当時多くの子どもに付けられていた名前でしたが、神がその名前に込められた意味は全く違っていました。マタイ福音書1章24節には「この子は自分の民を罪から救う」という本来人間には担えない使命を授かって生まれてくることが語られています。しかも、「自分の民」とあります。これはユダヤ人だけでなく、キリストに従う全てのクリスチャンが含まれる表現です。

クリスマスが近づいて参りました。私たちもそれぞれに自分の賜物を正しく神の使命のために用いつつ、主イエス・キリストを宣教する時にして行きしょう。

 

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