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主日礼拝宣教要旨

2016年1月17日「御言葉による勝利」マタイによる福音書4 章1-11節 (斎藤信一郎牧師)

「御言葉による勝利」 マタイによる福音書4 章1-11節

「すると、イエスは言われた。「退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、/ただ主に仕えよ』/と書いてある。」 そこで、悪魔は離れ去った。すると、天使たちが来てイエスに仕えた。」(10-11節)

主イエスは悔い改めのバプテスマを通してバプテスマのヨハネたちの執り成しの祈りと聖霊の油注ぎを受けましたが、主イエスにはもう一つ宣教を本格的に開始する前に避けて通れない準備がありました。聖霊の導きにより荒野で悪魔の誘惑を受けるためでしたが、それは神から与えられている最重要課題とそこに立ちはだかる試練を明確にするためのものでした。

最初の誘惑は40日間の断食を行い、主イエスが肉体的にも精神的にも弱り切った時に仕掛けられました。イスラエルの荒野では夕日によって転がっている石が出来上がったばかりのおいしそうなパンに見えます。その状況を利用して悪魔は主イエスの奇跡力を用いて世界中の人々の食料問題を解決して世界の救世主になるようにそそのかします。しかし、主イエスは御言葉を用いて退けます。

次に悪魔は主イエスにとって最も居心地が良いであろう神殿に連れてゆき、しかも聖書の御言葉を用いて誘惑します。それは天使たちを利用し、人々に主イエスが不死身の救世主であることを奇跡によって証明してみせるというものでした。これも主イエスは別の御言葉を用いて退けられます。

最後に悪魔は異次元と考えるしかないような非常に高い山から理想的な誰もが待ち望むような世界の国々とその繁栄ぶりを見せ、悪魔に頭を下げて協力を仰いでこの地上に理想郷を実現させることを提案します。これらの提案はすべて主イエスが果たすことを求められていた十字架による罪のあがないを否定させるようなものばかりでした。しかし、主イエスはこれらの誘惑をことごとく御言葉によって撃退しました。どんなに魅力的な提案であっても、神の御言葉と御心に反することに自分の能力も神が与えて下さる助けも用いてはならないことを主イエスは再確認しました。この時から本格的に天使たちが主エスの宣教活動をサポートし始めるのです。

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