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主日礼拝宣教要旨

2015年3月15日 「神の国を妨げるもの」ルカによる福音書18章15~17節 (斎藤信一郎牧師)

「神の国を妨げるもの」 2015年3月15日 ルカによる福音書18章15~17節

 

18:16 しかし、イエスは乳飲み子たちを呼び寄せて言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。

18:17 はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」

 

主イエスは弟子たちに子どものように神の国を受け入れる人でなければ、決して神の国に入ることはできないと明言されました。それはどういう意味でしょうか。私たちもそのように神の国を受け入れなければ本当にそこに入ることができないのでしょうか。だとすると、この箇所の理解は大変重要なものとなります。子どもは無邪気で素直な面を持っています。駄々もこねます。しかし、これらの特徴が理由とは到底思えません。ここで主イエスが言われているのはむしろ幼子たちの親への絶対的な信頼であり、親なしには人生は全く違ったものになってしまうとの明確な自覚であり、親に特別に愛されたいとの願いが極めて強いという親への絶対的な依存心だと言えるのではないでしょうか。そのような心で神が与えようとしておられる神の国を本心から受け入れるのでなければ、決してそこに入ることはできないという教えだと考えられます。そのようにはなかなか生きることができない私たちの現実ですが、神は主イエス・キリストを通して私たちの罪を赦し、命を犠牲にし、十字架にまでかかって罪の贖いを遂げて下さいました。へブル書13章5節では「わたしは、決してあなたを離れず、あなたを捨てない」とも約束して下さっています。その神が私たちに与えようとしておられる神の国とは、「いつまでも親と幼子のような深い信頼関係と絆で結ばれて生きることができるような世界」です。先週学んだ神の国とは「罪に勝利して生きることができる世界」と合わせて私たちが「御国が来ますように」と祈る時に大切にしたい御国の内容です。主イエスの祈りの本質に今週も少しでも近づいていくことができますようにお祈りいたします。

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