「天におられる神との関係」 2015年1月18日 ヨハネの黙示録 4章8~11節
4章8節後半「聖なるかな、聖なるかな、聖なるかな、/全能者である神、主、/かつておられ、今おられ、やがて来られる方。」…11節 「主よ、わたしたちの神よ、/あなたこそ、/栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方。あなたは万物を造られ、/御心によって万物は存在し、/また創造されたからです。」
主イエス・キリストは「天にますますわれらの父よ」の最初の言葉「天」にどのような意味を込めて祈られたのでしょうか。マタイ福音書5章34節や23章22節で主イエスは天を思い浮かべる時、そこには神の御座とその上にすわっておられる方を念頭に置くことを示唆しておられます。ですから、私たちは主の祈りを祈り始める時、まず、漠然とした天国におられる神を思い浮かべるのではなく、祈る対象者がどのようなお方なのかを明確に意識しながら祈ることを教えられます。それでは具体的にどのようなお方を思い浮かべながら祈ったらいいのでしょうか。ヨハネの黙示録4章8~11節には天において御座におられるお方を中心に礼拝が捧げられている場面が描写されています。そこから私たちが祈る対象となられる神の7つの重要な特徴に目を向けたいと思います。①言葉ではいい尽くせない聖さを持っておられる神を意識する。②どんなことも不可能ではない全能者としての神を意識する。③神以上の存在者はおられないという主(最高存在)としての神。④すべての支配者として御座に君臨される神。⑤永遠の力と命を持っておられる神。⑥礼拝を受けるにふさわしい唯一の対象者としての神。そして⑦万物を創造され、全責任を持っておられるお方としての神を意識しながら天の礼拝が捧げられていることが示されます。私たちはとてつもないお方に祈ることが許されている幸いの中にあることを改めて示されます。主イエスがこのような「天におられる神」を意識しながら祈りに入られて行く姿が目に浮かんで来るようです。主イエスが教えて下さった主の祈りの冒頭部分からもう一度祈る姿勢を整えられて神の御前に祈る者とされていきましょう。