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主日礼拝宣教要旨

2014年11月9日「持っているものの価値」(斎藤信一郎牧師)

「持っているものの価値」2014年11月9日 礼拝説教

「持っているものの価値」 ヨハネによる福音書6章1~11節

ヨハネによる福音書6章9節 「ここに大麦のパン五つと魚二匹とを持っている少年がいます。けれども、こんなに大勢の人では、何の役にも立たないでしょう。」

 ガリラヤ湖畔からそう遠くない山辺の草むらにイエスに従って来た大勢の人々が座ります。主イエスは5つのパンと2匹の魚を取り、感謝の祈りを捧げてからパンを割いて配り、人々にも同じようにするように指示します。そこには男たちだけで約5千人おり、女と子どもを合わせると1万人を上回る群衆がいたものと考えられます。その彼ら全員が信じられない奇跡を体験します。なんと主イエスが配ったパンと魚は全ての人に行きわたったばかりか、全員が満腹となり、集めたパンの余りは12籠にもなったというのです。フィリポは事前に主イエスにこの群衆のために200デナリ(1デナリ5千円で計算して約100万円)分のパンを購入したとしても一人当たりわずかしかパンは行きわたらないと報告したばかりでした。しかし、主イエスには別の解決方法がありました。自分たちにできないならば、神に寄り頼むという方法でした。そして、その奇跡を目の前で体験したのは弟子たちだけでなく、自分の持って来た5つのパンと2匹の魚を主イエスに信頼して委ねた一人の少年でした。少年は、たとえ自分が持っているものがどんなに小さなものであったとしても、主イエスに祝福して用いていただく時、それは想像を超える主の御業のために役に立つものになることを知ったのです。大事なのは私たちが何をどれだけ持っているかではなく、持っているものをどう主のご用のために喜んで用いていただくかということにあるのです。今、私たちが持っているものの価値を主イエスの視点で見つめ直す時、持っているものの価値が違って見えて来ます。そして今まで見えなかった感謝が少年のように見えてくることを期待することができるのです。

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