あなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。 (ローマの信徒への手紙12章18-19節)
日本は、今から70年前、アメリカと戦争をしました。何百万人という人が死にました。死んだ一人ひとりには愛する家族がいました。4年後に戦争に負けました。だれもが戦争の愚かさを知りました。そして二度と戦争してはならないと思いました。あれから66年、日本は戦争のない平和が続いています。戦争がないということは、なんと良いことでしょう。平和を守るために、私たちは戦争のことを忘れないようにするのです。あの時、どうして日本は戦争したのでしょうか。
私たちは辱められたり、ひどい目に遭わされたら、仕返ししてやりたいと思います。そこでケンカが始まります。「戦争は国と国とのケンカです」。神様が望んでおられるのは、私たちが「すべての人と平和に暮らす」ことです。神様は、私たちが仕返しをするのではなく、正しい裁きをする神様に任せるようにと命じられます。私たちは神様を信じて、どんな人も見下したり、悪人呼ばわりしないようにしましょう。私たちが勉強する目的は、独りよがりではないモノの見方と、丁寧な言葉で話す余裕を身につけるためです。