おめでとう、恵まれた方、主があなたと共におられる。(ルカによる福音書1章26節)
マリアが「恵まれた方」(26節)、「幸いな者」(48節)と呼ばれるのは、主が共におられるからである。胎内に主イエスを宿したからである。「あなたは神の恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子と産む。・・・その子は、いと高き神の子である」。マリアに与えられたクリスマスの恵みは、今、私たちにも与えられる。
イエスは私たちと共にいてくださる主、私たちのうちに宿られる主である。この恵みは、私たちにもう一つの新しい生、神の愛に包まれている生を発見させる。この恵みは、病気や試練に打ちのめされた者を立ち上がらせ、揺るがない土台となり、苦しみと死に向き合う力を与える。この恵みに生かされて、私たちは途方に暮れても、行き詰まらない。死を前にしても、希望がある。主がいつも私たちと共におられるからである。主が私たちを神の御国へと伴ってくださるからである。;;”64″