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地域と共に歩む桜並木の教会

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2009年3月4日

 テサロニケの人々が「御言葉を受け入れ」た(6節)ということは、パウロにとって驚くべき出来事であった。まさにそれは神による選びと聖霊の働きによるものであった。「主に倣う者」(6節)とは、この世に生きられた主イエスに倣う者である。神への信頼に生き、苦しみの中でも聖霊の喜びに包まれて、与えられたところを精一杯生きるのが「主に倣う者」の姿である。

 そしてテサロニケの信徒たちは「マケドニア州とアカイア州にいるすべての信者の模範になるに至った」(7節)。この「模範」とは「道徳的な模範」ではない。人の信仰が育つ過程において、先に導かれた者たちの証しは非常に重要なものである。先に導かれた者たちの主により頼む生き方、礼拝を大切にする生き方が、信仰の生き方の「模範」となるのである。

 「主の言葉があなたがたのところから出て、マケドニア州やアカイア州に響き渡った」(8節)という表現は、いささかオーバーな印象を受ける。実際にこれらの地域に福音が爆発的に一気に広まったのではない。しかし、そこに主の教会が建てられ、信じる者がおこされる時、たとえそれが小さな群れであったとしても、神が「地の塩」として用いてくださる。キリスト者がその与えられたところで信仰に生きていくとき、そこで神のみわざが進展するのである。

 9、10節では、福音に触れキリストを信じるようになった者がどのように変えられていったかということを示している。①彼らは偶像から離れてまことの神に立ち返った。神ならぬものを神とする生き方を捨てたのである。②生けるまことの神に仕えるようになった。③希望を与えられ、御子が再び天から来られるのを待ち望むようになった。

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