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地域と共に歩む桜並木の教会

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主日礼拝宣教要旨

2008年8月3日

パウロは、自費で借りた家に丸二年間住んで、訪問する者はだれかれとなく歓迎し、全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。 

使徒言行録 28章30、31節

一行がローマに着くと、囚人パウロは自分の家を借り、番兵が付けられて軟禁となった。外部との接触ができたので、パウロはローマにいるユダヤ人指導者たちを家に招き、ローマに来た経緯を説明した。彼はたんに囚人となった経緯を弁明したのではなく、モーセの律法や預言者の書を引用して、主イエスは神がイスラエルに約束したメシアであると語り、福音を信じるように説得したのである。パウロが語るイエス・キリストの福音を聞いて、信じて救われるユダヤ人もいたが、多くのユダヤ人はこれに反発した。

パウロは福音を拒否するユダヤ人に、「この神の救いは異邦人に向けられました」(28節)と言った。福音はまずユダヤ人に宣教されるが、全世界に福音が宣べ伝えられるのは神の計画である。パウロはそのために神が自分をローマから異邦人世界に遣わしてくださることを祈っていたであろう。その後のパウロがどうなったのか聖書は記していない。今日の聖句は、この書の最後の言葉である。パウロは世界宣教のヴィジョンを見ながら、しかし、今いる場所で朝から晩まで福音を語り続けた。

私たちキリスト者は神に召された各々の教会において、伝道の業に仕えている。現在、私たちは「まったく自由に何の妨げもなく」伝道できるとはいえ、信じる者が大勢起こされる状況ではない。しかし、たとえ信じる者が少なくても、伝道を近視眼的に見ないで、私たちが担っているのは神の世界宣教という長い期間の一部であることを覚えて、伝道の業を続けたい。;;”260″

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