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2008年12月28日「主を知る知識」

「狼は子羊と共に宿り、豹は子山羊と共に伏す。子牛は若獅子と共に育ち、小さい子供がそれらを導く。」(イザヤ書11章6節)

 イザヤは、武力や権力で人を支配するような、強い者にとっての都合のよい『平和』ではなく、神様を中心としたまことの『平和』を告げました。そして、それは『主を知る知識で満たされる』とき、実現すると言いました。

 さて上記の聖句ですが、普通ではありえないペアがでてきます。つまり、『食べる者』と『食べられる者』、『強い者』と『弱い者』です。そして立場の違うものが安心して『一緒』にいることができるように、『小さな子どもがそれらを導く』と言われています。和解・平和をもたらす「御子イエス」の姿です。

 そのように、『主を知る知識で満たされる』とは、へりくだって、この小さな子供のようになるということです。『小さい子供』は、無力で弱い存在です。『無力で弱い』にも関わらず、そのような者が立場の違う者を導いていきます。自分の都合や知恵に頼らず、神の愛に守られて、互いに危害を加えあったり、滅ぼしあったりすることをしないからです。私たちが毎日生きているそれぞれの場所は『強い人』と『弱い人』がいます。その時の状況に応じて、私たちは強い立場になることもあれば、弱い立場になったりもします。パウロは『ユダヤ人に対してはユダヤ人のように。律法に支配されている人には、律法に支配されている人のように。律法を持たない人には、律法を持たない人のように。弱い人に対しては、弱い人のようになりました。』パウロは福音のためなら何でもしました。なぜなら自分と立場の違うその人と同じところに、一緒に立って、関わる、交わることによって、分かり合える喜びを知ったからです。そのようにパウロも『主を知る知識』で満たされて、へりくだることを学びました。パウロのように「御子イエス」を知ったとき、謙遜を覚えて、私たちもまた他の誰かに歩調を合わせて一緒に歩むという生き方が成長していくのです。;;”243″

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