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2008年10月19日 「共に福音に仕える」

 彼はわたしの兄弟、協力者、戦友であり、また、あなたがたの使者として、わたしの窮乏のとき奉仕者となってくれました。(フィリピの信徒への手紙2章25節)

 パウロは世界に出て行ってキリストの福音を広め、各地にある教会の信徒たちを励ますために大きな働きをした人であるが、彼は一人で働いたのではない。いつも彼と一緒に働く兄弟たち、奉仕者たちがいた。その一人であるテモテについて、パウロは「わたしと同じ思いを抱いて」、「わたしと共に福音に仕えた」と言う。また、獄中のパウロを世話するためにフィリピ教会から送られて来たエパフロディトについて、冒頭の聖句のように語った。

 エパフロディトは、パウロのもとに来て間もなく重い病気になり、パウロの世話が出来なくなっただけでなく、パウロに心配をかけてしまった。にもかかわらず、パウロは「わたしの兄弟、協力者」と言い、福音宣教の戦いのために自分と苦楽を共にしてくれた「戦友」であると言う。奉仕が続けられなくなった信仰の兄弟に対するパウロの思いが良く表われた言葉である。パウロには「共に福音に仕える」協力者が大勢いたが、彼自身が「自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払う」(2・4)人、さまざまな試練の中で神に鍛えられた練達した人であったことが分かる。

 私たちキリスト者は、共に福音に仕える「奉仕者」である。(1)奉仕者は、礼拝者である。「奉仕」という言葉は、「礼拝」と同じ言葉である。奉仕者は誰かに仕え、愛そうとする前に、神を礼拝し、神の声を聞き、神の奉仕を受ける者である。(2)奉仕者は、各々の賜物(奉仕)を捧げて神を礼拝し、福音に仕える者である。(3)奉仕者は、教会に結ばれて奉仕する。奉仕は自分の考えでするのではない。奉仕者はよく学び、打ち合わせて、「同じ思い」を持ち、チームの一人として福音に仕える。(4)奉仕者は、他者に対する愛と思いやりを持つ練達した者となることを祈り求めなければならない。(5)無力な者を大切にされたキリストによって基礎づけられた教会は、働きが評価される所ではなく、信仰の兄弟姉妹がいることを喜ぶ群れである。;;”283″

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