西川口キリスト教会 柳澤 芳信
こういうわけで、兄弟たち、神の憐みによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなた方のなすべき礼拝です。あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、なにが善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。」
ローマの信徒への手紙12章1-2節
「自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなた方のなすべき礼拝」とは
礼拝は神に感謝を献げること、神に栄光を返すことです。神に対する感謝のわざとして、自分を献げることがなすべき礼拝です。神の栄光を現すためには“体”と“心”を用いて、自分の時間を、自分の唇による賛美をささげる、自分に与えられた賜物・献金をささげる、すべて“あなたの体を献げる”礼拝です。
「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか」
この“世”に対して明確な態度を取ることができず、神の側(神はご自分にかたどって人を創造されたことを忘れない)に立たないと次第に、この世に調子を合わせる者となり誘惑に誘われ、この世的な生き方に属するものとなるので、パウロはこの世において動かされないように、しっかりと信仰に立つようにと勧めています。
また神の国に入れられた者として、ふさわしく生きようという心の刷新があります。「自分を変えていただく」という言葉は、ちっちゃな“あおむし”が“さなぎ”に変わり、最後にきれいな“蝶”に「変えられる」というようなニュアンスを意味しています。
私たちに今までとは違う方向が示され、外側の生活までも変化が見られるようになります。神の御心を知ることは聖霊の助けが不可欠です。聖霊の助けに頼り霊的な知恵と理解する力が豊かに成長していきます。
私たちは聖霊の助けにより、一人一人に新しい生き方が与えられています。神を中心に人々に仕え、感謝と喜びを献げる毎日を過ごせますようにと願っています。
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