だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、 その日だけで十分である。 マタイによる福音書6章34節
この言葉の直前の33節には「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。」とある。「これらのもの」とは飲食や衣服を指しており、神の国と義を求めるとは、神を信じ、神と真剣に向き合うことと私は理解している。食べるものや着るものについて心配する前にやるべきことがあるではないかとイエス様は言われる。
落ち着いて神と向き合うため、就寝前に祈ることが多い。祈りの中ではこうして朝から夜まで、主に導かれて生かされたことに感謝し、そして家族のこと、また信仰の友のことを思い、その他にもあれこれと思いを巡らせる。そして必ず祈りの最後では、明日も神への希望の中を生きられるよう祈る。
私たちの悩みを共に負ってくださるイエス様。多くの悩みを抱えている私たちに、「あなたの悩みは私も共に負っているのだから、明日を希望の一日とするために、まずは神の国と神の義を求めなさい」とイエス様は言われるのである。
個人的な心配や社会的に不安なことは現実として確かに様々あるけれど、どんな明日を神がご用意なさっているのか、それは誰にも明かされない。今日一日も神が守り導いてくださったのだから、明日もきっと主はそのようにしてくださるに違いない、という期待と希望。この2つにより頼むだけの日々である。
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アイキャッチ画像 Thank!! you to Myriam ZillesによるPixabay